終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-┊感想

※2022.1/27 べったー記載分

「終遠のヴィルシュ -ErroR:salvation-」終わった～！
想像の何倍も面白いお話しだった。読み応え抜群、長すぎることもなく飽きさせない作りで、製作側の気合いを感じた。乙女ゲーマーしてきていまだにこんなに感動できる作品に出会えるなんて幸せ！！

終ヴィルのおすすめポイントは、以下３つ！

①読み応えのあるストーリー
②美麗スチル
③魅力的なキャラクターと声優さんの演技力

ストーリー重視の乙ゲーマーさんにはぴったりだと思う。
逆に糖度重視、キャラとの楽しい時間やキュンキュンする瞬間がたくさん見たい人、ハピエン厨の人には向かないかも。あと血とかグロ描写、陰鬱な雰囲気とかがかなり苦手な人にもおすすめはできない。少しでも気になる人はやってから後悔してほしい…やらずに後悔するのはもったいない作品(圧)あとネタバレの宝庫だから絶対踏まないようにしてほしい。何も知らずにプレイして！！！！
スチルに関しては文句のつけどころがないくらい綺麗で、お気に入りのスチルを毎日崇め奉りたいレベルのクオリティ。続きが気になって止まらない手を止めてしまうほどの美しさ。読さんファンは絶対やるべし！！
キャラはサブキャラ含めて全員良かった。推しはシアンだったけど、攻略キャラはみんな好きだし、幸せになってほしい。公式ブログによると圧倒的ツッコミ不足らしいけど納得。お酒よわよわの年長リライバーさん可愛すぎる。

ただ絶望的な展開が続く作品かと思いきや、その中にある小さな幸福だったり希望だったりをより強く感じられるもので、アルペシェールの現状を通して自分ならどうするか、どう考えて行動するかを考えさせられる、メッセージ性の高い作品だと感じました。

以下はネタバレの為注意！

攻略順は【マティス→リュカ→シアン→イヴ→三幕】
がちがちの攻略制限あるから選べるのは最初の三人のみだけど、だんだん謎が明かされていく展開を好むならマティスは一番最初がおすすめ。リュカとシアンは逆でもいいかもしれない。

●マティス
見た目が天使みたいに儚げで綺麗な子。まさかの人造人間。
このルートでの事件は個人的に結構苦手なタイプで、読んでて思わず絶句することが多かった。非人道的すぎるうえに、女性が関係する事件だからリアルに想像してしまって見ててぞっとした。想い人がいなくなってしまったことで、元は素敵な恋愛感情があんな歪な形になってしまう怖さがすごかった。マティス救済エンドは、こんなのみんな好きじゃん選手権トップ3にくるはず。何度出会っても貴方に恋をするっていうあれだよ、好きだよね～わかるよ～！！！！

●リュカ
めちゃくちゃ癒しの存在かと思いきや、あんたが死刑執行人だったなんて～～～～～！この正体だけでも絶望なんだけど、あまりにも可哀想すぎる絶望展開続きで見てられなかった…。大切な妹のために選択を間違えなければ良かったのかもしれないけど、最良の選択なんて難しいよ、あんな状態で。ナディアをある意味人質にとられ、洗脳されて、やりたくない殺人をして…周りから先生と呼ばれるリュカからは想像できない姿だった。死刑執行人だったリュカと、死神と呼ばれるセレスには明るい未来は難しいのかもしれないけど、マティスの救済エンドを見た後だっただけにあのエンドは泣いた。救済ってどんな意味だったっけ…？でもものすごく好きだった。

●シアン(推しだから長い)
シアン・ブロフィワーズ…名前から既にかっこよすぎる。
シアンのキャラクター紹介を見て、あの見た目と「天才科学者」「リライバーとして長い年月を生きている」「感情はバグだと思っている」のポイントからこりゃあ…好きだな…ってなったんだけど、如何せん担当声優がhsyさんだったから悩むことになってしまい…。今まで好きなキャラの声を担当していたことがなくて…。声優さんが好きなゆえに、好きになるキャラの声を担当する傾向のある声優さんを把握してるから、脳が勝手にhsyさんなら推しじゃないかもって失礼ながらに思ってしまっていた…。でもプレイした結果一番好きだったから、この価値観は捨てた方がいいと新たな学びを得た。事前情報で推しを決められる人、ものすごい能力だから自覚して……！！！！！
シアンは乙女ゲームによくある、近くにいられる役割に抜擢される王道展開だったから「はい、待ってました～！」ってなって、ウキウキが止まらず、ときめいたりにやにやしたり、比較的楽しく進められたお話しだった。個人的にイヴと同じくらい乙女ゲームしてる感あったかも。(終ヴィルの中では)(ここ重要)
ただの雑用係から「俺の」雑用係になっていくのがたまらないのよ…。そして最終的には「未来の伴侶となる女」になるなんて、感情はバグだって思っている人が感情、それもこの世界で消えてしまう恋愛感情を抱いていくのがもう最高の展開でしかない。見た目が23歳だけど、中身は長年生きてきた男だから結構接触が多めのスキンシップシーンあるかなと思ってたら、控えめなあのキス………ギャップに殺されたのは私だけではあるまい。セレスと出会った時の「自分」の信念を貫いて、新しく生まれた自分になって最初に恋をするならお前がいいって告白をしてくるシアン様(思わず様呼びになる程の興奮)、新しい考えを受け入れつつも、自分の信念に落とし込むかのような生き様、これ打っててシアンへの愛が止まらなくなってる。ものすごく愛、伝えてきてくれるじゃん…。セレスのこと大好きかよ？？？？？実際、子どもは最低でも二人作るつもりでいるしな…それを他人に言うからね。惚気まくりの天才科学者かわいすぎて無理だ～～～～！！！！！！
それゆえに絶望エンド(で合ってる？)がむっちゃくちゃ切なくて無理……。地雷って意味の無理ではなく、セレスと一心同体になったわけじゃないですか…なんかもうまったく幸せではないんだよ。実際シアンもあのスチルで泣いてるし…。でも死に別れではないっていうのが、また切なさと絶望がうまく混ざってすごく良い。死に別れだって悲しいけど、傍にいるのに会えないし、触れられないっていう、ある意味生き地獄というか、どんな形でも傍にいるのを二人が喜んでいるわけではないっていうのが、今後の未来を想像するとシアンが壊れちゃいそうだなって感じた最後だったかな。辛いけど好きなの！あのエンド！！！
救済エンドは、シアンルートの全てがシアンの最後辺りの台詞に詰まってる気がして締めくくりとして最高だった！神として国の呪いを解き明かしていくけれども、セレスの前だけではただの男になるよっていう…うわあ、やばい。セレスと出会って神が一人の人間、人を愛するただの男になっていく様、同時に死神と呼ばれたセレスもただの女として愛され生きていく…拍手喝采！！！！！(スタオベ)
二人の子ども見たい…(突然)男の子生まれたらセレスの取り合いでマジになりそうじゃない？めちゃくちゃ想像できる。セレス似の女の子が生まれてめちゃくちゃ親馬鹿になるんだよ…それ以上に妻への溺愛っぷりがすごいと噂になるんだよ…。FD…FDをくれ……。いや、絶対無理だな、話の展開的に(白目)

●イヴ
シアンルートが神と死神の「神同士の恋」だとしたら、こっちは王道な「王子と姫」の恋物語っぽさある。運命。博愛のイヴがただ一人だけを愛するのがたまらない。狂気的にも感じる博愛は、あの真っ直ぐで誠実なイヴの性格だからこそより歪に感じられた。
セレス奪還でのアドルフとの別れが辛すぎる…。
万能の神ではなく人に堕ちたことをシアンに指摘するシーンがあまりにもかっこよすぎて、感動のあまり泣いた……！！！！かっこよすぎると人は泣く。守護者である自分のものだと公言するシーンは名シーンですよ……。

●三幕
アドルフとアンクゥが三幕って形でなんで一緒にされてるのか、始めた時点では途中で分岐するのかなくらいに思ってて…。まさかの同一人物！！！！！！(厳密に言うと違う)
うわ～～～～～～～！！！！！！これはさすがにわからない！！！！！乙ゲー歴があるゆえに攻略キャラは全員異なる人物だと勝手に擦り込まれてたから、その発想には至らなかったよ。思わず声出たよ。
セレスが生まれてくるまで島の毒に耐え続けるアンクゥの叫び、めっちゃくちゃしんどくていまだに忘れられない。Oktさんすごすぎませんか…？？？？？？
笑っちゃいけないんだけど、必死に「死の番人」になりきってるんだと思うとちょっと面白いよね。物陰に身を潜めてるのかわいすぎる。
冒頭のセレスと出会うシーン、見返すとあの時どんな想いでいたんだろうって胸がしめつけられる。全てわかった上でアンクゥの行動や発言を振り返ると、最初に感じたのとはまったく別の意味に感じられる。
アドルフはセレスの義兄だったし、攻略順的にかなり特別な存在かと思ってたら、外から来た「普通の人間」っていう、アルペシェールではその普通が「特別」っていう面白い描かれ方をしてるキャラだった。これも予想外で、実はアドルフがループしてる系男子だと疑ってた時もあったくらい(笑)あながち間違ってもいないところがなんかもう怖い(笑)
最後アドルフは「終焉」、アンクゥは「終遠」で、同じことでも別の意味っていうのはこの二人を表わしているようで好きだった。

長く語っちゃったけど、このお話し本当に色々考えさせられて、冒頭のアルペシェールのことやリライバーの説明とかを読んで、最初はすごい設定だなとか面白いなとか思ってたのが、読み進めるうちに段々とそれが当たり前になっていってる自分がいて…。リライバーになって帰ってくるのに違和感を抱いていたのに、そういうものだと受け入れてたし、呪いに関してもそういう呪いがある国なんだねって思い始めてて、………怖くない？アルペシェールの国民と同じ考えになってるんですよ………。アドルフやリアムが言っていたように、まるで【死】に堕落した国民なんだよ。すごくハッとさせられる瞬間が多かったよ。
自分の現状を他人のせいにして、平和を甘んじて享受して、自ら原因究明もせず、ただただ生きていくっていう、現代社会にも通ずるものがあったよ。リライバーになるために自分のことしか考えず、感情も引き継ぐことができず生まれ変わっていく姿は、なんだか他人ごとに思えなかったです。

色んな形の「絶望」を感じさせてくれた作品だったけど、一番は死神と呼ばれる主人公が、科学で証明できる本当の死神だったってことかな！この手のお話し、本当はそうじゃなかったって展開も多いのに、正真正銘の死神でしたって辺りすごいね。

新たな彼らが見たいけど、たぶん…無理だよね…一部難しいからね……。
でも願いたいよね。どうか、どうか、何卒…。

時計仕掛けのアポカリプス┊感想

『時計仕掛けのアポカリプス』フルコンしました〜！発表された時から気になってはいたから、こうしてフルコンできて良かったなっていうのが率直な感想です。発表されたのが2020年だからそんなに前じゃないことにやや驚き。

攻略した順で感想話していきます。

○ルデル

公式のキャラクター紹介でラチアの次に位置づけられてる男の子という時点で恐らくタイプではないだろうなと思ってました。3、4番目を好きになる率が高すぎるので…。結論から話すと、もうすっっっごい好きだった〜！！！いい子だし、いい男すぎる。最初に抱いてたイメージは、幼馴染思いの優しい子で、大人しいタイプ。実際ルデルを知っていくと、大人しいわけじゃなくて冷静で落ち着いてる。身近にいるユナカやアンバーに劣等感抱いてる展開があるかと思いきや、まったくそんなことなくいい意味で裏切られた。指導役になるために育てられてきたのに、次の指導役がアンバーに決まってもあんなに素直に喜んでるなんて、もはや泣けてくる。それだけアンバーのことを大切に思ってたんだろうね；；

ルデル√は一番最初にやったから話の展開に慣れてなくて、どれだけ時間を遡ってやり直そうとしても街が燃えて、大切な人が死んでいくのを見てるのがめちゃくちゃ辛かった。だけど何回目かのルデルが死ぬ前に、また時間を遡るラチアの行動の助けになろうとしてるのが本当に本当にすごいなと思った……。「聡明」って言葉がぴったりすぎる。後悔して何かを責めたりすることよりも、次に何をするべきなのかを常に考えてる。自分が死んでいくとわかっている中でもそうやって動いていくルデルの姿になんとも言えない気持ちになった。

ルデルの言葉で心に残ったのが、「人は誰でも変われるよ、ラチア。……きみは今、悩んでいるんだね。人は前に進む時、必ず後ろを振り返って考える。あの時の自分は間違っていたって。その場に立ち止まったままであれば、振り返ることもないよ。後悔するってことは、前に進んでいるんだ、ちゃんと。」って言葉なんだけど、状況を伝えられないラチアのことを思って、わからないながらも寄り添ってるのが素敵すぎる。間違ってるのか、合ってるのかは誰にもわからないけど、ラチアが考えて選択して前に進んできたことに対して言葉をかけるところが最高。自分の身に起きてる辛いことを誰にも言えないって辛いじゃん；；その辛さに寄りそうルデル、いい男すぎて将来有望すぎる。ちょっとポンコツな部分があるっていうギャップも良い…！

どの√でもルデルはラチアやユナカのことを信じて、みんなを導いてる。そんなルデルが作る街の姿がいつか見てみたい…！てことで時アポFD、いつまでも待ってます。

最後に書くのもあれだけど、寺島さんの滑舌が悪いところがそこそこあってすごく気になったんだけど風邪でもひいてたんですか？

○リアン

リアンは予想通りのお話だった印象。大人っぽい見た目、CV.細谷佳正、ピアニスト、器用、どことなく影があるっていう特徴からもなんとなく話の展開を予想できた。こういうタイプに対する主人公は強くなる傾向にあるけど、リアン√のラチアはやっぱりそんなかんじだったかも。時間を戻した先でまだそんなに親しくないのにリアンの家に押しかけたり、バーに通ったりしてるのは恐怖(笑)

未来を変えようとしてるラチアに反して、どうにもならない諦めのようなものを持ってるリアンは対比してるようで、その二人が惹かれ合うのが面白かったかな。ピアニストのリアンが炎の中でパイプオルガンを弾き続けて街を破壊していくのはなんというか、切ない結末だよね〜…。

全体的に感想短くてごめんなさい。

○クアト

ダークホースすぎるでしょ？？？？？？？？？

ここ最近のわたしにしては珍しく、予想通り時アポはクアトが推しでした。好きな要素が盛り沢山！！公式のキャラ紹介でも「一見王子様のような外見だが、口を開くと負けず嫌いなひねくれもの街医者。主人公にはとても塩対応。」ってあって、好きでしかないと思いました………。金髪で目の色が緑？翠？………好きでしかない(2回目)主人公にだけ塩対応って時点でそれはもはや好きだと言っているようなものだよ！？って始める前から大興奮。ラチアにだけよそよそしいというか、距離があるかんじがたまらない。そういうのが好きな人はいいけど、冷たくされるのが苦手な人は最初ちょっと嫌かもしれない。この距離感にも理由があるのがクアトの切ないところだと思うけど、最初はそれがわからないからただそういう人なのかと思ってたな〜。でもラチアの誕生日に嫌々来てくれるあたり、絶対優しい人なんだろうなとは思っていた(笑)

クアトはツンデレの分類に入るのかな？ギャップが最高だったね。酔った時が可愛すぎて死ぬかと思った。ラチアを抱きしめながら甘めの声で「ありがとう」って言うのずるすぎる〜〜！！悶えた！！江口の演技に感謝！！しかもその後いい展開になるかと思いきや、寝ちゃうのまじクアトーーーー！！！！ってなったし、ラチアも心の中で（寝たーーーーーー！！！！）って言ってて笑った。気持ちがシンクロした瞬間。こういうのって普通男女は逆じゃない？？？いいかんじになったところで意中の彼女が寝ちゃって据え膳みたいになってるシチュエーションじゃない？？？寝ちゃうのがクアトなの本当に面白かった。クアトは童貞だからそう思うと納得なんどけど(何が)クアトとのやり取りは読んでて面白かったからすごく好き。ラチアが色っぽいことしてもそれを「破廉恥の押し売り」っていうの本当笑った。言葉のチョイスｗｗｗｗｗｗ

クアトのずるいポイントはまだまだあるんだけど、いつも「フィーリッツさん」って呼んでたのに急にラチアって呼ぶのはきゅんとした。話し始める前に「ーーそういえば、」ってついてる辺り、呼ぼうと思って呼んだのが伝わるからそこもニヤニヤする。可愛すぎる……。後半からのデレクアトは最高としか言いようがなかったですね。

「恋なんていらなかったんだ。そんなものを見つけたところで、俺は何も変われないし……未来は変わらない。でも……きみがいると世界が変わる。大切なことがどうでもよくなるし、どうでもいいと思ったことが、ーーーとても大切になる。よく聞くつまらない恋の話みたいに、俺のすべてがきみになって、きみのすべてが俺になれば……もう、何も……」

こういうの大好きすぎてつらい。恋を知らずいらないとさえ思っていた人が、恋を知って愛する気持ちが芽生えて、些細なことに心を動かされてることに激しく感動する。好きすぎてひとつの存在になりたいとさえ思ってるの可愛いを通りこして切ないよ！！！！

「きみを殺すくらいなら、俺が死ぬ。きみがいない未来に俺の未来はないよ。きみがいないとどこへも行けない……好きだ、ラチア」の言葉もすごくいい。こういうのに弱いから、好きすぎて守ってあげたいし一緒にいてあげたくなる。「きみがいないとどこへも行けない」が大好き。クアトは愛の言葉が多すぎて無理だったね〜。ニヤニヤしすぎて顔が痛い。きみの方ばかり見てしまうとか、スプーンでもフォークでもなんでも持つしやってあげるみたいなことも言ってたし、いくらでもラチアの助けになりたいとも言ってたな…。素直じゃないかと思いきや、結構ダイレクトに伝えてくるタイプだったから悶えっぱなしだった。キスまで熱烈。とどめの一発が「俺のお姫様」発言。ﾊｱｰｰｰｰｯｯｯｯ！！！！(天を仰ぐ)こうやって感想書いてて改めて思ったけどクアトはまじですごいな……。

クアトはずっと誰かを守って救う存在になりたいと思っていたのに、番人として誰かを殺さなければならない境遇にあって、その葛藤を続けてきた訳だけど、その運命から先に進むことができて本当に良かったと思う。

バッドエンドもすごく好みで、総じてラチアがほしい、俺の全部をあげるからきみの全部も俺にくれってかんじだったよね。それも強引じゃなく祈りに近い。それが切なかった〜；；；地上に出た後に箱をあけるエンドが猛烈にしんどくてもはや考えたくない(白目)

ハッピーエンド後の二人がどんな風になっていくのか、すごく気になるならやっぱりFD作るしかないよなあ〜……どうやったら出せる？？？？

○ジル

実はプレイ前に一番興味ないと思ってた子でした。プレイ後で一番印象が違うかも。ジルは冒頭の方から気になる発言をする子だな〜って思ってて、まずお花ちゃんって呼んでくるし、すごく褒めてくるし、ものすごく謎だった。お花ちゃんはただの愛称くらいに思ってたのにまさか結構大切な呼び名だとは思わず……。「今日も生きてて偉いね。」「呼吸も上手だ。動いてるところも可愛いね。天才的だよね。」とかの褒め言葉は現代社会に疲れたわたしの心に深く染み渡った………、こんな風に褒められたいなあ(笑)

箱の仕組みとかが解き明かされるお話だから理解するのがちょっと大変だったし、いまだに大まかにしかわかってない。ガネットの印象もだいぶ変わるお話かも？真相√に繋がってるのにはびっくりした。ジルのことを考えれば一緒になれて良かったね〜ってなるんだけど、ユナカのことも考えるとｳｯてなるし、ガネットのことを考えてもｳｯてなる。

ラチアが髪を切って、やや達観していって少し他のラチアと違う印象になっていくのが面白かった。髪の短いラチア可愛くて好き。

○ユナカ

推し候補だったユナカ、結局クアトだったけどユナカもめちゃくちゃ好きです。ユナカ推しというよりはユナラチよ幸せであれ……ってかんじに落ち着いた。

共通√でのユナカを見てすごく優しい子だなあと思ったんだけど、ユナカ√やると印象が変わる。優しいっていうのは合ってるんだけど、箱を使うまでのユナカはこんなに等身大の男の子なんだなって。最初見てたユナカは悟り？を開いた後のユナカだったんだな…。他√ではユナカのことがまだよくわかってないけど、ユナカが時間を遡ってることはなんとなくわかるから、ラチアに向ける言葉の端々が切なくて、ルデル√だったかのユナカの台詞で泣いちゃったくらいだった。どんな思いで見守ってるのよ；；；；

ユナカ√はユナカ視点になってるところが多いけど、これまた新鮮だったね〜。主人公が二人っていうのはこういうことか。彼目線とか好きだけど、その彼が主人公的な位置についてるのは新しい試みだなあ。色んなことを考えてたのがラチアにモロバレなのには笑ったけどｗｗｗｗｗ心の中で可愛い言いすぎ！！ニヤニヤが止まらんーー！！！顎が痛いｗｗｗｗｗｗ普通にエロいことを考えるユナカ、最高だよ！！！！！でも本当に本当に本当にラチアのこと好きだよね、何回でも言いたい、本当に。恋人になれなくても、離れ離れになってもラチアが幸せならそれでいいって言うユナカ、そんなん泣くわ；；；；でも一番は恋人になりたいって言っちゃうユナカも、なんだかユナカらしくて好きだった。

ユナカ√で一番ニヤニヤしたのは一緒に寝るところかな。クアトの時も思ったけど、ラチアの気持ちが純粋すぎるあまり余裕に見えるせいで男側が動揺してるの本当ウケる。ラチアと一緒に寝ることになって「指一本触れずに爆睡してやるよ」ってムキになっちゃうの可愛すぎるでしょ。それで結局眠れなくて寝坊って(笑)ユナカに胸あたり触らせてるラチアすげ〜〜よ！！！あそこめっちゃ好き！！ユナカを生殺しにして自分はあっさり寝るの本当ウケるけど。翌朝ルデルに見られてルデルのほうが気にしてるのも笑うし、男同士で気持ちをわかり合ってるのも面白かった。親友ってかんじがして好きだなあ〜。ユナカとルデルはすごくいい関係だと思う。ユナカがルデルに対してあんな態度とっても変わらないルデルはやっぱりすごいよ。

ユナカはラチアの尻に敷かれてそうなところが可愛いかな。素直に謝れるけど、大事なことにすぐ気づけないから喧嘩にもなる。ラチアと一緒ならそれさえも幸せそう。末永くお幸せにー！！って気持ちだけど、やっぱりFDは欲しい。

真相√のラチアを探すユナカはしんどさしかなかったので本当もうやめてくれってなったけど、そういう誰もが幸せで丸くおさまってないところがいいんだよなあって気持ちもある。

○真相

お花ちゃんのラチアとガネットが一緒にいるのは、あれはもうガネットEDみたいなものだよね？ガネットも最初と印象変わったキャラかな。達観してるかと思いきや寂しがりだし、ジルに甘い(笑)

とりあえずこんなかんじです。

ラチアの声に関しては、思ってた声よりロリっぽくて驚いたけど慣れたら気にならなかった。むしろラチアっぽくて好きです。最初はお花畑な子なのかなと思ったけど、そんなことなくてちゃんと自分で未来に向かっていくところが格好良かった。時には間違ったり、心が荒んだりすることもあったけど、それも人間だなあって。

スチルに関してはおかしくないかと思う絵もあってそれが残念だったのと、普通に絵のクオリティが低いのが気になった。オトメイトの絵師さん、みんな綺麗だからな〜。お話が良いだけに絵がもっと綺麗だったら売れたんだろうなと思わざるを得なかった。個人的にはファンタジーな世界観に合ってると思うところもあるから嫌いじゃないけど、スチルが出た瞬間に感動させてほしいと思ってしまうのは事実。ただスチルの構図は好きなのも多かったから、もっと上手くなって(上から目線やめろ)時アポの絵をまた見たいなって思いました！あと主題歌に関しては完全にわたしの好みだけど、もうちょっとしっとりしたかんじでも良かったんじゃないかなって思う。若干世界観と合ってないような…？歌謡曲みたい。EDの「祈り」は好きです。勝手にユナカに置きかえてるけど切ない。

ここ最近やった乙女ゲームでは上位に食いこむ作品になった。オトパにきてくれ〜！！！！

未来は簡単に変えられないし、過去もやり直せないからこそ、今がより一層大切に思えるそんなゲームでした。

『天官賜福』先行上映会┊感想

レポではなく、ただただ観て思ったことと、参加した感想のみ。

ほぼ無知の状態で上映会に参加。魔道祖師では先の展開が気になりすぎて調べた末にネタバレを踏んでしまったので、その教訓を生かして初見で挑みたいのと、一発目を何もわからない状態で観たらどう思うかを知りたくて勉強していかなかった。(※厳密に言うと原作1巻の1ページ目だけ翻訳してたから完全初見ではない)

よくわかってないところもあるだろうけど、めちゃくちゃ素晴しかったということだけはわかったんじゃないかと思いたい；；；；；；；；；；

時間になったらすぐに開始。

映像が綺麗で冒頭の鳥が飛んでいくシーンから世界観に引き込まれた。謝憐が飛昇してきたところでみんながまたお前か…みたいなリアクションなのは、有志の方の翻訳を読んでなんとなく知ってたから分かったけど、そもそも飛昇のこともちゃんとよくわからず。Wikiには「人が修行や徳行の実践などにより天劫を乗り越え、天界に上昇すること。」ってあるけど、謝憐は仙楽国の王子で人だったけど、もう人じゃないってことなの？神ってことなの…？

調べて答え合わせしたいけど、バレ踏むのが怖すぎて調べにくいから丁度良く情報集められるサイトがあったら教えてください…。それか知ってる人は優しく教えてください…。

霊文(CV.日笠陽子)はキャラデザを見た時点で抱いたイメージと声が合ってると思ったけど実際のところどうなんだろう…古参ファンの方々はキャスティングについてどう思ったのか気になる〜！個人的には神谷浩史、福山潤の文字を見てものすごく安心したけど…。わたしは三郎から福山潤の声がするのがドンピシャすぎてありがとうございます！！ってなったよ。謝憐はまだよくわからない…。あと南風と扶揺の存在を知らなかったんだけどかわいい…！！彼らは何？上司に言われたわけでもないのに謝憐のところに来るって大丈夫なの？それとも何か隠し事でもあるの？もう何がなんだかわからないけど、あの二人はなんかかわいい。しかも声が古川慎、小林千晃という、最高だ〜〜〜〜！！！！！！声優の話ばっかりしちゃうけど、裴茗(CV.諏訪部順一)と裴宿(CV.増田俊樹)もドキドキした……。喋った瞬間、イベントなのを忘れて「アッッッ！！！」って声出そうになったレベルだった…。色男すぎる……。

一話の話には戻るけど、噂で知ってた「 一花一剑 」が流れるシーン、スクリーンの大音量で観るのがすごすぎて開いた口が塞がらなかったよ！！曲を聴きたいのと日本語歌詞を読みたいのとナレーションを聞きたいのと画面を追いたいので、わたしの五感がショートしそうだった。見逃したくないのに頭が馬鹿になったみたいに何も考えられず、ただただあの尊い時間を浴びるだけで精一杯だった。静寂が訪れたら音楽が流れ始めて、謝憐の「誰だ？」からのドラマチックさがたまらなすぎる。死霊蝶が美しい。ここら辺も過去の出来事で何がなんだかわからないけど、音楽のせいでもう死にそう。原因不明のしんどさ。自分で翻訳して読んだところだ……っていう感動。一話のタイトルって「太子の嫁入り」とかだったと思うんだけど、本当に花嫁姿になって嫁入りすると思わないじゃん？しかも血の雨？まで降ってきて、これは狐の嫁入りか何か？ってなったし、あの時の花城の目元が見えないあのシーン、何が何だかわからないのにめちゃめちゃに感情揺さぶられた………。あの時の花城はどんな気持ちだったんだろう、どこかに書いてある？？(必死)あの傘って過去に出てくるのと同じ傘ですか？

「生きる意味がわからなければ、私のために生きなさい。」の台詞でもう頭パーーーーンだよ。その後の花城の口元もう何だよ……。エンディングで死霊蝶が照らして二人の姿が映し出されるところの演出好きすぎだったな……。

2〜4話も色々思ったところがあるんだけど、よく覚えてないからまたテレビ放送見て思い出していこうと思う。4話の最後に三郎が出てきて、やっと出てきたと思ったら終わっちゃったから、今後の物語にどう関わってくるのか楽しみだな〜。原作の翻訳が全然出来てないけど、有志の方の翻訳頼りに頑張ってみるよ〜。翻訳して自力で読んだ人、本当に尊敬する。中国の文化とかまったくわからないから、訳しながらすごく悩んじゃって進まないんだよなあ。がんばるぞ〜！

本編終わった後にほんの少し時間をおいてトーク開始。

神谷さんが白、福山さんが赤の衣装で登場。キャラに寄せてるのが好きだからすごく嬉しかったなあ。司会はお馴染みの松澤さん。話しの振り方が自然で良かった。

トークで印象的だったのが、神谷さんが14億人？に受け入れられるのかどうかプレッシャーって話をしてたことなんだけど、そこを気にする辺り神谷さんっぽいなってなった（笑）元からある作品に声当てるとなるとそりゃあプレッシャーだよな〜とも思ったり…。神谷さんがキャスティングされてる時点でわたしはもう何も心配してないんだけど、こういうのもプレッシャーになるのかな。じゅんじゅんは言葉選びが面白くてさすがだった。育むとか（笑）

今回のイベントみたいにスクリーン使って上映会またやってほしい〜！一挙上映会とかないかな…。テレビで観るのとは迫力が違うから、ぜひともやってほしい！！公式様、お願いします。万が一できるとしたら「慈雨のくちづけ」も流してください……。

全てにおいて疑問ばかりだったけど、魔道祖師の頃の自分と比べると察する能力が上がった気がするし、手元に原作があるから先を知る術もあるし、天官賜福は受け身になりすぎずに楽しめたらいいな〜！